インプレスグループで電子出版事業を手がける株式会社インプレスR&Dは、2017年7月から実施していた「POD個人出版アワード」の受賞作品を決定しました。
POD個人出版アワードは、Amazon.co.jp(以下、Amazon)のPOD(プリント・オンデマンド)によって出版の機会を個人に開放することを目的に、インプレスグループ創設25周年特別企画として実施しました。対象書籍は、2018年1月末までに、インプレスR&Dが運営する「著者向けPOD出版サービス」を利用して出版した全書籍です。292点の中から最終選考作品として30点が選ばれ、その中より最優秀賞を含む計10点の受賞作品を選定しました。
最優秀賞 (賞金50万円)
「アスリートのための最新栄養学」上巻・下巻 著者:山本義徳
寸評:電子版を元にPOD化した書籍。多くの読者が電子版を購読しているにもかかわらず、POD版もあわせて購入する読者が多数いるという新しい動きが見られた書籍です。内容も著者のこれまでの活動をまとめた良書であり、PODを用いた個人出版の好例であると評価しました。
また、個人出版ながらもAmazon和書ランキングで最高28位、上下巻合計4000冊(2018年2月末時点)を販売するなど、実績面でもPOD出版の新しい可能性を証明しました。
優秀賞 (賞金10万円)
「(太平洋戦争)戦前・戦中・戦後 体験記」 著者:宮澤大三郎
選考委員(社名順)
・種茂正彦氏(アマゾンジャパン合同会社 メディア事業本部 事業企画本部 本部長)
・土田米一氏(株式会社インプレス 取締役会長 兼 株式会社インプレスホールディングス 主幹)
・水島晃一氏(株式会社インプレス オンライン出版推進室 室長)
・竹元克己氏(株式会社インプレス 窓の杜編集部 編集長)
・井芹昌信氏(株式会社インプレスR&D 代表取締役 兼 株式会社インプレスホールディングス 主幹)
・勝峰富雄氏(株式会社天夢人 取締役副社長)
<<著者向けPOD出版サービスについて>>
「著者向けPOD出版サービス」は、Amazon.co.jpのPODサービスを活用した、インプレスR&Dが運営する個人・団体向け出版販売支援サービスです。印刷可能なPDFファイルを用意すれば、登録料や使用料はかからず、だれもが無料でAmazon.co.jpで出版できます。実際にAmazon.co.jpにて書籍が売れると、販売価格より、販売価格に応じた販売手数料と印刷ページ数に応じた印刷費を差し引いた全額を販売売上としてお支払いします。
個人の方を対象に、表紙作成支援など、印刷可能なPDFファイルを作成するオプションサービスも各種用意しています。
<<Amazon PODについて>>
Amazonが提供する、オンデマンド印刷技術により、お客様の注文に応じて1冊からでも迅速に印刷し、出荷するプログラムです。このプログラムが適用された書籍は常に出荷可能な「在庫あり」の状態になります。
インプレスR&Dは、日本国内でプログラムを開始した当初より参画しており、日本国内での取次店の1社として活動しています。
Amazonについて Amazonは4つの理念を指針としています。競合他社ではなくお客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。カスタマーレビュー、1-Click注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazonプライム、フルフィルメント by Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindle ダイレクト・パブリッシング、Kindle、Fire タブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexaなどは、Amazonが先駆けて提供している商品やサービスです。
株式会社インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井芹昌信)は、デジタルファーストの次世代型電子出版プラットフォーム「NextPublishing」を運営する企業です。また自らも、NextPublishingを使った「インターネット白書」の出版などIT関連メディア事業を展開しています。
※NextPublishingは、インプレスR&Dが開発した電子出版プラットフォーム(またはメソッド)の名称です。電子書籍と印刷書籍の同時制作、プリント・オンデマンド(POD)による品切れ解消などの伝統的出版の課題を解決しています。これにより、伝統的出版では経済的に困難な多品種少部数の出版を可能にし、優秀な個人や組織が持つ多様な知の流通を目指しています。