ニュースリリース
2009年07月07日
情報コミュニケーション技術関連メディア事業を手掛ける株式会社インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井芹昌信)は、次世代IT革命と称される「スマートグリッド」(送電網のインテリジェンス化)にフォーカスしたセミナーを7月30日(木)、東京国際フォーラム(東京有楽町)にて開催いたします。
ICT(情報通信技術)を駆使して送電網をインテリジェント化するスマートグリッドは、米国オバマ政権の掲げる「グリーン・ニューディール」政策の一環として推進されているもので、その実現に向けて電力会社のみならず、電機、IT関連等、さまざまな企業が参画、大きな盛り上がりを見せています。
とくに最近では、実証実験が各地で実施されるとともに、関連技術の標準化作業も急ピッチで進められており、スマートグリッドの発展・普及とともに、住宅電源コントロール設備や、太陽光発電、蓄電施設、電気/ハイブリッド自動車用電源への応用など、多くの新しいビジネスを創出すると期待されています。
一方、スマートグリッドの要素技術大国と言われる日本では、電機、建設会社等が海外の実証実験に参画を始めているものの、今後の展開次第では、日本のその優位性をどこまで世界に打ち出せるのか、また、それらを取り巻く日本発のベンチャー・ビジネスを活かす可能性はあるのかどうか、不透明な面もあります。 そのような状況の中、本セミナーでは、スマートグリッドに関する国内外の動きや、どのような業界が対応しつつあるのか、さらにスマートグリッドに注目する企業が何を狙っているのかを明らかにいたします。
ウェブサイトではただいまセミナー受講の申込みを受付中です。受講料は20,000円(税込)。IT、家電、自動車、電気、建築、電力、電力施設関係者には必聴のセミナーとなっておりますので、皆様のご参加をお待ち申し上げております。
セミナーの詳細、受講の申込み⇒ http://www.impressrd.jp/smartgrid
「スマートグリッドとITが切り開く未来」
開催概要
講演プログラム
基調講演 (13:00~13:45)
経済産業省商務情報政策局 情報経済課 課長補佐 伊藤慎介
『2050研究会で検討している新しい社会システムについて』
=情報家電、電気自動車、太陽光発電、蓄電池などが接続された新しい社会システムのビジョンについての紹介= 情報家電、電気自動車、太陽光発電、蓄電池などが接続された新しい社会システムのビジョンについての紹介。昨年の洞爺湖サミットにおいて2050年に世界全体のCO2排出量を半減するという目標が合意され、その中で我が国は6~8割削減するという厳しい目標を掲げることになった。この目標を達成するためには、負担の押し付け合いであるこれまでの環境・エネルギー対策では限界があり、ライフスタイル、産業構造の変革が求められる。そのことから、情報経済課では昨年10月より2050研究会を開催し、CO2半減に向けた新しい社会システムのありかたを検討してきた。ここではその検討内容を紹介する。
特別講演 (13:45~14:30)
三菱重工業株式会社 エネルギー・環境事業統括戦略室 次長 福泉 靖史
『スマートグリッドの概念と背景』
=住宅・交通のエネルギーインフラへの融合= スマートグリッドの明確な定義はまだ存在しないが、世界各地でそのビジネス化と標準化の先陣争いが繰り広げられようとしている。一連の動きを俯瞰し、次第に見えてきたスマートグリッドの概念と背景に触れるとともに、住宅と交通のエネルギーインフラへの融合と言う観点から、将来に向けて取組むべき課題、新たに考えられるビジネスなどを紹介する。
特別講演 (14:30~15:15)
VPEC株式会社 代表取締役社長(元三井ハイテック代表取締役社長) 永田 敏
『Global Solution Smart-GRID とECOネットワーク』
=原子力・GRID+新エネ・ECOネットワークの提案= IT革命・テレコム革命が生み出したGlobal Economyは、ユビキタスな電力ニーズを生み出している。その対応と地球温暖化対策として、新エネの大量導入が不可欠であるが、19世紀以来の電力構造GRIDだけでは対応出来ない。GRIDの根本性格と新エネの性格が違うためである。2002年以来最新の技術を活かした新たな枠組みが必要であるとVPECは主張している。 GRIDにITを活用するSmarter-GRIDだけでも、解決出来ない。 ECOネットワークを中心としたTheSmart-GRIDとの組み合わせを提案する。
休憩 (15分)
講演とパネル・ディスカッション (15:30~17:30)
以下3名の講師陣による講演(各30分)と、それを受けてのパネル・ディスカッションが行われます(司会:三菱重工業株式会社 福泉 康史 氏)。
グーグル株式会社 名誉会長 村上憲郎
『グーグルのスマートグリッドへの期待』
『世界の情報を整理して、世界中の人がアクセスできて、使えるようにする』というミッションを掲げて、次々と新しいサービスを提供するグーグル。ここ数年は、『クラウド・コンピューティング』という新しいコンピューティング・スタイルの提唱者・推進者としても、注目されている。さらに、オバマ政権の『グリーン・ニューディール』政策に寄り添う形で、『再生可能エネルギー』や『スマートグリッド』へのコミットメントを深めている。講演では、それらの相互連関の必然性と整合性を、概説する。
シスコシステムズ合同会社 サービスプロバイダーオペレーションズ
マネージングディレクター 堤 浩幸
後日発表
ベタープレイス・ジャパン株式会社 事業開発本部 本部長 兼 社長室 室長 三村 真宗
『ベタープレイスの次世代充電インフラ戦略』
=電気自動車による環境に優しい社会を実現するために= ベタープレイスが、イスラエル、デンマークを皮切りに世界各国で進めている電気自動車の充電インフラ構築の取り組みを紹介する。ベタープレイスは、通常の充電スポットの設置に加えて、バッテリーそのものを交換するバッテリー交換ステーションの建設も進めており、その構想と日本での展開戦略を説明する。
【株式会社インプレスR&D】 http://www.impressRD.jp/
インプレスR&Dは、Webビジネス関係者、ワイヤレスブロードバンド技術者、放送・通信融合およびデジタル家電関係者、IPv6関係者、ICTを活用するビジネスマンなど、インターネットテクノロジーを核としたあらゆる分野の革新をいち早くキャッチし、これからの産業・社会の発展を作り出す人々に向けて、クロスメディア事業を展開しています。
【インプレスグループ】 http://impress.jp/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「医療」「山岳・自然」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社インプレスR&D コンベンション部 田中、野内
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