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ニュースリリース

―日本のスマートハウス標準プロトコル決定で新展開へ ― 『ECHONET Lite時代を迎えたスマートハウス構築のための ホームネットワーク技術2013』を9月13日に発行

 インプレスグループで法人向け情報コミュニケーション技術関連メディア事業を手がける株式会社インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井芹昌信)のシンクタンク部門であるインターネットメディア総合研究所は、日本のスマートハウス標準プロトコル「ECHONET Lite」についていち早くまとめホームネットワークの全体像を集大成した『ECHONET Lite時代を迎えたスマートハウス構築のためのホームネットワーク技術2013』の販売を、9月13日(木)より開始いたします。
 
 2011年5月に発売した、『スマートハウス構築のためのホームネットワーク技術2011』が出版された後、2012年2月には「ECHONET Lite」が2012年度の国のHEMS補助金を受けるための条件となり、日本におけるスマートハウスの標準プロトコルとして新しくECHONET Liteが位置付けられ画期的なフェーズを迎えました。
 この動きに関連してECHONET Liteに関連する製品開発が活発化しているとともに、従来のECHONETではECHONET規格内で規定されていた通信媒体などの技術が、ECHONET Liteでは他の技術を参照することとなったため、他の団体、主に伝送技術を推進する団体においてECHONET Liteに向けた規格の制定が活性化しつつあります。
 スマートハウスでは極めて多くの要素が関連することから、さまざまな分野の規格が関連してくるため、その状況が一層複雑になってきました。
 
 本書では、このような状況から、2011年版のECHONETに関する解説に加え、“HEMSの標準インタフェース「ECHONET Lite1.0」の策定と新しい展開”というテーマで、新しく第4章として追加し、ECHONET Lite1.0の全体像が理解できるようにしました。また、多くのスマートハウス関連技術の標準化も進化・発展していることから、デジュール標準、フォーラム標準、デファクト標準を整理しながらSEP 2(Smart Energy Profile 2)とJSCA(Japan Smart Community Alliance)の新しい動きをとらえています。とくにZigBee Allianceが中心となって策定しているSEP 2と、これに対応しJSCA内に新たに設置されたスマートハウス・ビルWG(スマートハウス・ビル標準・事業促進検討会)とECHONET Liteの動向も解説しています。
 
 具体的には、第1章では、必ずしも定義が明確でない「ホームネットワーク」について、ネットワークアーキテクチャという抽象的な概念の解説も取り入れ、さまざまな技術が交じるこの分野において概念の整理をしています。情報通信系だけでなく、建築系、設備系、家電系など多分野にわたる読者層のために、わかりやすく解説しています。
 第2章では、ホームネットワークシステムの技術的構成要素について述べています。また、最近、ホームネットワークで急速に脚光を浴びている、Javaベースの動的なソフトウェアモジュール構成技術「OSGi」の動向についても解説しています。
 第3章では、ECHONET が積み重ねてきた技術を題材に、「白物家電や住宅設備の制御を行うシステムにおいては、どのような技術要素が必要となるか」について、述べています。
 ECHONETは、日本がリードする国際規格で、電子レンジや電気冷蔵庫などの白物家電や、エアコンや照明機器などの住宅設備をネットワークで接続し、快適さを保ちつつ消費エネルギーを抑制したり、独居老人問題のような社会問題にICT(情報通信技術)からの解決策を与えるために、1997年から活動を行ってきている「エコーネットコンソーシアム」における規格です。
 第4章は、新しく策定され、公開されたECHONET Lite1.0の全体像が理解できるよう、ECHONET 4.0の特徴を見ていきながらECHONET Lite 1.0の特徴や意味づけを整理して解説しています。さらに今後のECHONET準拠システムの開発において、経済産業省の方針や今後の課題や展開、ECHONET(ECHONET Lite)における機器オブジェクトの重要性について述べています。
 第5章では、無線伝送メディアに基づくホームネットワーク関連技術について、また第6章では、有線伝送メディアに基づくホームネットワーク関連技術について述べています。第5章、第6章ともに無線・有線技術のグループ分けを示した後で、個別の技術について概観しています。

 具体的には、無線のZigBee/Z-Wave/Bluetooth/Wi-FiからNFC/Transfer Jetまで、さらに有線のPLCからITU-T G.hn、G.hnem、そしてアプリケーションとしてのSEP 2など、新しい標準技術の展開を整理して紹介しています。
 第7章では、第6章までに解説してきた技術を利用したシステムの構築例を解説しています。ここでは、北陸先端科学技術大学院大学に隣接するスマートハウス、「ホームネットワーク高度実証実験施設」(通称iHouse)で実際に構築されているものをベースにしています。
 最後の第8章では、エネルギー管理のためのスマートメーターネットワーク(AMI)の構築と3つのパターンについて述べています。各家庭を相互接続するネットワークは、家庭内のネットワーク(ホームネットワーク)とは異なり、個人の所有物ではなく事業者が整備を行うものとなり、また、法規制などの影響も強く受けます。本章の後半では、日本のスマートハウスの方向性として、コンピュータのOSと同じように、必要とされるスマートハウス向けのOSやHEMSの機能や将来への戦略などを考えていきます。さらに、標準化動向について、どの標準化機関でどのような議論が行われているかについて概観しています。

 2011年3月11日発生に発生した東日本大震災を受けてのこの1年余の動きは、スマートハウスへの取り組みがより「現実路線」に向かい、HEMSなど、エネルギー管理システムを備えた住宅が早期に実現して普及することが期待されます。
 
 スマートハウスを、単に電力の見える化機能のついた家としてとらえるのではなく、本書が、本来の意味でのスマートな(賢い)家としてとらえた議論の広まる一助となるよう役立てていただきたい一冊です。
 
 本書は「スマートグリッドシリーズ」第14弾で、これまで発売されたスマートグリッドシリーズのタイトルは、以下の通り。
 第 1 弾:『日米欧のスマートグリッド政策と標準化動向2010』
 第 2 弾:『日米欧のスマートハウスと標準プロトコル2010』
 第 3 弾:『日米欧のスマートメーターとAMI・HEMS最新動向2011』
 第 4 弾:『世界のスマートグリッド政策と標準化動向2011』
 第 5 弾:『グリーン半導体技術の最新動向と新ビジネス2011』
 第 6 弾:『スマートハウス構築のためのホームネットワーク技術2011』
 第 7 弾:『世界のマイクログリッドと再生可能エネルギー2011』
 第 8 弾:『スマートグリッド向け新プロトコル「IEEE 1888」の全容と省エネ戦略2011』
 第 9 弾:『スマートハウスとHEMS/BEMS/CEMS最新技術動向2012』
 第10弾:『スマートグリッドの国際標準と最新動向2012』
 第11弾:『920MHz ZigBee IPとスマートメーター用802.15.4g標準2012』
 第12弾:『次世代自動車を中核にしたスマートコミュニティ最新動向2012』
 第13弾:『世界のスマートメーター/AMIとデマンドレスポンス最新動向2012』
 
 
<<調査報告書の製品形態、および販売に関するご案内>>
 
ECHONET Lite時代を迎えたスマートハウス構築のためのホームネットワーク技術2013
丹 康雄 [著]
 
<<製品形態・販売価格一覧 >>
発売日   :2012年9月13 日(木)(予約受付中)
価格     :CD(PDF)版 89,250円(税込)
          CD(PDF)+冊子版 99,750円(税込)
判型     :A4判
ページ数 :240ページ
詳細、ご予約は右よりご覧ください。 →  http://r.impressrd.jp/iil/HomeNetwork2013
弊社の調査報告書は「libura PRO(ライブラ・プロ)」からもご購入いただけます(新刊は近日登録予定)。⇒ https://libura-pro.com/
 
※libura PROでは、誌面イメージを確認してから、ダウンロード版/CD版/冊子版を購入していただけるだけでなく、商品の興味のある一部分(現在は章単位)だけを選んで購入したり、選んだ部分をPOD(プリント・オン・デマンド)で製本してご購入いただくことができます。
 
インプレスR&D インターネットメディア総合研究所の調査報告書は、お客様のご利用ニーズに合わせ、簡易製本の冊子版、CD(PDF)版をご用意しております。
 
≪目次≫
はじめに - 2013年版への追記
はじめに(2011年版)
 
第1章 スマートハウス構築のためのホームネットワークの基本構成とプロトコル
1.1 ホームネットワークとセンサーネットワークの違い
 1.1.1 ホームネットワーク:複合的なネットワークシステム
 1.1.2 センサーネットワーク:ホームネットワークのひとつのデバイス
1.2 ネットワークアーキテクチャとプロトコルスタック
 1.2.1 端末同士の通信の仕組み
 1.2.2 プロトコルとは? インタフェースとは? プロトコルスタックとは?
1.3 ネットワークアーキテクチャ:OSIの7レイヤモデルとTCP/IPの5レイヤモデル
 1.3.1 OSIの7レイヤモデルの構成
 1.3.2 TCP/IPの5レイヤモデルの構成
 1.3.3 TCP/IPプロトコルスタックの各レイヤの役割
  〔1〕ルータとブリッジの違い
  〔2〕TCP/IPプロトコルスタックとOSI 7レイヤモデルの関係
1.4 TCP/IP環境と組込み系ネットワークシステム
 1.4.1 ホームネットワークと組込み系ネットワークシステム
  〔1〕重要な組込み系におけるネットワークアーキテクチャ
  〔2〕「本体機能への要求」(4ビット)と「ネットワーク機能への要求」(32ビット)が逆転
 1.4.2 重要なホームネットワークの最適化
1.5 TCP/IP環境と組込み系ネットワークアーキテクチャの特徴
 1.5.1 TCP/IPネットワークアーキテクチャの特徴
 1.5.2 TCP/IPがホームネットワークに採用される背景
1.6 IEEE 1394プロトコルスタックと各レイヤの関係
 1.6.1 IEEE 1394とOSI 7レイヤの関係
 1.6.2 IP 1394レイヤの役割
1.7 デジタルビデオを接続する場合:IEEE 1394の例
 1.7.1 デジタルビデオの機能とファームウェア
 1.7.2 限られた資源を無駄なく実装する
1.8 組込み系はすべてIPで統一されるわけではない
 1.8.1 DLNA:開発効率の大幅な向上
 1.8.2 HDMIインタフェースの出現
1.9 アプリケーションごとに異なるプロトコルスタックの適用
 1.9.1 目的に応じたプロトコルスタック
 1.9.2 Bluetoothにみる「プロファイル」
1.10 組込み系のネットワークアーキテクチャの特徴
 1.10.1 目的に必要な最低限の機能だけをもつ
 1.10.2 重要となるTCP/IPとの整合性
 1.10.3 ネットワークの相互接続とゲートウェイの役割
 1.10.4 トンネリング:同じネットワークアーキテクチャのシステムの場合
 1.10.5 複数の下位レイヤを定義する方法
1.11 ホームネットワークシステムのハード(インフラ)とソフト(サービス)
 1.11.1 小規模の場合:ハードとソフトが一体となって目的を達成する
 1.11.2 全体を統制するコントローラの必要性とその問題点
  〔1〕スマートハウス環境での消費エネルギーの抑制
  〔2〕求められる全体を統制するホームサーバ
 1.11.3 ハード的な要素とソフト的な要素のバランス
  〔1〕投資に見合ったメリットはあるか
  〔2〕「ハード的な要素」と「ソフト的な要素」のバランス
 
第2章 ホームネットワークシステムの技術的な構成要素
=ホームネットワークアーキテクチャからOSGiまで=
2.1 ホームネットワークとは何か?
 2.1.1 重要なサービスのカテゴリー分け(分類)
  〔1〕ホームネットワークとは何か
  〔2〕運用上の課題とビジネスモデル
 2.1.2 ホームネットワークは「家庭生活を支援するICTシステム」
2.2 ホームネットワークのネットワークアーキテクチャ
 2.2.1 原点となった宅内フォーラムのアーキテクチャ
 2.2.2 宅内フォーラムのホームネットワークモデル
 2.2.3 ITU-Tによる国際標準アーキテクチャ「J.190勧告」
2.3 ホームネットワークのサービスアーキテクチャ①:スタンドアロン型
 2.3.1 シンプルなスタンドアロン型アーキテクチャ
 2.3.2 ホームネットワークのコントローラが制御する対象
 2.3.3 重要な信頼性とセキュリティ対策
2.4 ホームネットワークのサービスアーキテクチャ②:ASP型
 2.4.1 ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)型とは?
 2.4.2 ASP型ホームネットワークのサービス
 2.4.3 ASP型ホームネットワークの課題
 2.4.4 ハードビジネスとソフトビジネスを独立して展開
2.5 ホームネットワークのサービスアーキテクチャ③:プラットフォーム型
 2.5.1 プラットフォーム型とは?
 2.5.2 プラットフォーム(PF)事業者がホームゲートウェイを提供
 2.5.3 プラットフォーム(PF)事業者がSPにAPIを提供
 2.5.4 データベース(DB)を活用した高度なサービス
 2.5.5 家庭の主婦でもサービスの提供が可能に
2.6 ホームネットワークのネットワークインフラ技術
 2.6.1 重要な伝送メディアの開発
 2.6.2 ホームネットワークを実現する伝送メディアの種類
  〔1〕情報専用の配線
  〔2〕無線
  〔3〕電力線
  〔4〕アンテナ線
  〔5〕電話線
 2.6.3 有線・無線の伝送メディアの特徴
  〔1〕有線伝送メディアの特徴
  〔2〕無線伝送メディアの特徴
2.7 ホームネットワークでサービスを実現する技術
 2.7.1 重要となるホームゲートウェイ上のソフトウェア
 2.7.2 ソフトウェアの実行環境の性質
2.8 ホームゲートウェイを実現するOSGi
 2.8.1 ホームゲートウェイの構築を目指して開発されたOSGi
 2.8.2 効率の良いアプリケーション開発が可能
2.9 OSGiのライバルとなるか、Android/iOS
 2.9.1 実績豊富なOSGiとAndroid/iOSの登場
 2.9.2 OSGiによるホームICT基盤
 
第3章 国際標準「ECHONET」(エコーネット)によるホームネットワークの展開
3.1 ホームネットワークにおける共通化が必要な部分
 3.1.1 ECHONETで規定している範囲
 3.1.2 ECHONETの本体部分
3.2 家電機器のモデル化とネットワークインタフェース
 3.2.1 ECHONETのプログラミングモデルやデータ構造
 3.2.2 ECHONETにおけるオブジェクトの識別と温度センサークラスの例
 3.2.3 オブジェクトを対象とした操作に関する「基本API」を規定
3.3 ECHONETは仮想化されたネットワーク
 3.3.1 ECHONET:伝送メディアに依存しないネットワーク技術
 3.3.2 伝送メディアの非依存性を実現する技術
 3.3.3 具体的なECHONETアドレスの構成
 3.3.4 ECHONETの転機となったBluetoothとUDP/IPの導入
 3.3.5 UDP/IPの採用とカプセル化
3.4 次々に国際標準化を実現するECHONET
3.5 ECHONETによるシステムの構成
 3.5.1 ECHONETプロトコルスタックの実装
 3.5.2 ECHONETとIPの取り扱い
 3.5.3 ECHONETとUPnPの間のゲートウェイの定義
 3.5.4 VPN(仮想専用線)などで通信範囲を拡大
3.6 ECHONETオブジェクトにみる各種センサー
 3.6.1 ECHONETでセンサークラスを定義
 3.6.2 センサーの種類とそれぞれの役割
3.7 実際のECHONET対応温湿度センサーの実例
 3.7.1 センサー素子とミドルウェアアダプタの間に変換基板を追加
 3.7.2 ECHONETミドルウェアアダプタの役割
 3.7.3 1つのミドルウェアアダプタで複数のオブジェクトを生成
 3.7.4 標準化されたインタフェースを採用
 
第4章 HEMSの標準プロトコル「ECHONET Lite1.0」の策定と新しい展開
4.1 「ECHONET 4.0」と「ECHONET Lite1.0」の登場
 4.1.1 機器オブジェクト詳細規定は両者で共有
 4.1.2 ECHONET Liteにおける機器オブジェクトの追加
4.2 ECHONET Liteの意味合い
 4.2.1 上位レイヤでの規程
 4.2.2 下位レイヤ:重要なアドレス解決
 4.2.3 さらに必要となるアドレス解決
 4.2.4 非IP、IPの差異吸収を規格の外に
 4.2.5 ECHONET Lite規格は次世代ECHONET規格
4.3 ECHONET 4.0規格とその特徴
 4.3.1 IP対応と機器オブジェクトの増強
 4.3.2 ECHONETの中心はECHONET Liteへ移行
4.4 今後のECHONET準拠システムの開発
 4.4.1 経済産業省が後押しするECHONET Lite
 4.4.2 ECHONET Liteの扱いは特例的である
 4.4.3 ECHONET Liteで課題となる下位層(伝送メディア)の互換性
  〔1〕ECHONET Liteには伝送メディアの規程がない
  〔2〕ECHONET Liteの電文(メッセージ)
 4.4.4 標準的な実装方法が求められるECHONET Lite
 4.4.5 新世代ネットワーク推進フォーラムの対応
 4.4.6 ECHONET とECHONET Liteは別のプロトコル
4.5 ECHONETにおける機器オブジェクトの重要性
 4.5.1 太陽光発電の電力制御の例
4.6 ECHONET Liteのオブジェクトの全体的な構成
 
第5章 無線技術を用いたホームネットワークシステムの標準規格とその特徴
5.1 いろいろな無線技術の特徴と位置づけ
 5.1.1 ホームネットワークで使える電波(周波数帯)
 5.1.2 高い周波数と低い周波数の違い
  〔1〕高い周波数:直進性が強い性質
  〔2〕低い周波数:回り込む性質
 5.1.3 高い周波数ほど、情報の伝送容量が大きい
 5.1.4 電波の直進性と伝送容量のバランス
 5.1.5 2.4GHz帯の位置づけと課題
5.2 ホームネットワークに関連する無線伝送メディアの規格:6つのグループ
  〔1〕グループ1:WiMAX
  〔2〕グループ2:IEEE 802.11ファミリーの無線LAN
  〔3〕グループ3:ZigBee、Z-Wave
  〔4〕グループ4:Bluetooth
  〔5〕グループ5:IrDA
  〔6〕グループ6:無線HDMI、次世代高速無線LAN、無線USB
  〔7〕グループ7:NFC、Transfer Jet
5.3 7グループの無線伝送メディアの規格の特徴
 5.3.1 グループ1の特徴〔WiMAX〕
 5.3.2 グループ2の特徴〔無線LAN(Wi-Fi)〕
 5.3.3 グループ3の特徴〔ZigBeeやZ-Wave〕
 5.3.4 グループ4の特徴〔Bluetooth〕
 5.3.5 グループ5の特徴〔IrDA〕
 5.3.6 グループ6の特徴〔高速無線LAN向け規格群、無線HDMI向け規格群〕
 5.3.7 グループ7の特徴:NFCやTransfer Jet
  〔1〕NFCとTransfer Jetの違い
  〔2〕NFCはZigBeeに代わって利用できる可能性がある
5.4 ZigBee:スマートグリッド向けにZigBee IPを策定
 5.4.1 ネットワークレイヤ以上はZigBeeアライアンスが仕様化
 5.4.2 ZigBeeのプロトコルスタック
 5.4.3 スマートグリッドにおけるZigBeeの位置づけ
 5.4.4 SEP1.xとSEP 2.0はまったく異なるプロファイル
 5.4.5 ZigBee IPとSEP 2.0
 5.4.6 SEP 2.0とOpenHAN
 5.4.7 影響力の大きいZigBee:ヘルスケアやリモコンへも
 5.4.8 スマートメーター用の新標準規格「IEEE 802.15.4e/g」を策定
  〔1〕IEEE 802.15.4g(SUN)規格
  〔2〕IEEE 802.15.4e規格
5.5 Z-Wave:新しい920MHz帯対応のZ-Waveが日本市場へ登場
 5.5.1 ZigBeeと類似点の多いZ-Wave
 5.5.2 スマートグリッド分野へも用途を広げるZ-Wave
 5.5.3 Z-Waveのプロトコル:「Z-Wave」と「IP」のデュアルスタックが可能
 5.5.4 Z-Waveの課題と日本市場への期待
5.6 Bluetooth:新たに高速規格や低消費電力規格を策定
 5.6.1 妨害(ノイズ)に強い通信方式
 5.6.2 Bluetoothのネットワーク構成
 5.6.3 Bluetoothプロトコルスタックとプロファイル
 5.6.4 新規格:Bluetooth 3.0+HSとBluetooth 4.0で新展開
 5.6.5 Bluetoothの次の選択肢と課題
5.7 IEEE 802.11:スマートグリッド向けの取り組みを強化
 5.7.1 TCP/IPプロトコルスイートのための標準伝送メディア
 5.7.2 新しい無線LANファミリー「IEEE 802.11ah」規格の策定
 5.7.3 無線LANとWi-Fiアライアンスの役割
 
第6章 有線技術を用いたホームネットワークシステムの標準規格とその特徴
6.1 有線伝送技術を用いた各システムの特徴と位置づけ
 6.1.1 ホームネットワーク用の有線媒体の伝送メディア
 6.1.2 日本家屋の配線とケーブルの選択肢
 6.1.3 異なる伝送媒体を相互接続する中継機
 6.1.4 各種媒体が混在したホームネットワーク接続
  〔1〕有線インタフェースと無線インタフェース
  〔2〕異なるデータリンク層技術の相互接続
6.2 有線伝送技術を4グループに分類して整理
  〔1〕グループ1
  〔2〕グループ2
  〔3〕グループ3
  〔4〕グループ4
6.3 4グループの各有線系ホームネットワークの特徴
 6.3.1 グループ1:映像機器の接続を目的に超高速を安価に実現
 6.3.2 グループ2:Ethernetファミリー
 6.3.3 グループ3:とくに注目されるITU-T G.hn
 6.3.4 グループ4:低消費電力で低コストを目指すPLC
 6.3.5 存在感を増すEthernetファミリー
6.4 電力線通信(PLC)技術:高性能型PLCと低消費電力型PLC
 6.4.1 第1の見方:あまねく存在する既設媒体を活用する通信方式
 6.4.2 第2の見方:電源供給のついた通信方式
 6.4.3 第3の見方:通信も可能な電源回路
 6.4.4 高性能型PLCと低消費電力型PLCの比較
  〔1〕高性能型PLC:「UPA、HD-PLC、HomePlug」の3つの規格と課題
  〔2〕標準規格「IEEE 1901、ITU-T G.hn」の登場と統一の機運
  〔3〕低消費電力型PLC:「HomePlug GP、ITU-T G.hnem、G3-PLC」の登場
6.4.5 PLCの課題
  〔1〕3相交流の電圧の問題
  〔2〕携帯電話などの小型ACアダプタの問題
  〔3〕電力線は外部にもつながっているという問題
6.5 アンテナ線通信技術:MoCA、ITU-T G.hn、HomePNA
 6.5.1 アンテナ線通信技術の特徴
 6.5.2 アンテナ線通信技術の規格と課題
6.6 電話線通信技術:HomePNA、ITU-T G.hn
 6.6.1 HomePNA
 6.6.2 ITU-T G.hnへの期待
6.7 Ethernetファミリー:FastEthernetから10G Ethernetまで
 6.7.1 EthernetファミリーとUTPのカテゴリー分け
 6.7.2 Ethernetケーブルで端末に電力を供給(PoE)
 
第7章 スマートハウス「iHouse」におけるホームネットワークの構成例
7.1 スマートハウスにおけるシステムの構築①:宅内機器の選択
 7.1.1 システム構築における機器の選択例
 7.1.2 住環境を自動的に整える機器
 7.1.3 機器を制御するための各種センサーの役割
  〔1〕エアコンの制御
  〔2〕カーテン・窓の制御:遮光性、遮熱性、遮像性
  〔3〕消費エネルギーの制御
 7.1.4 オーディオ/ビジュアル(Audio/Visual)分野の課題
7.2 スマートハウスにおけるシステムの構築②:伝送メディアの選択
 7.2.1 無線伝送メディア:2.4GHz帯のBluetooth/無線LAN/ZigBee
  〔1〕Bluetooth
  〔2〕無線LAN
  〔3〕ZigBee
  〔4〕Wi-SUN、UHF帯ZigBee
 7.2.2 有線伝送メディア:PLC(電力線通信)/同軸ケーブル/UTPケーブル
  〔1〕PLC(電力線通信)
  〔2〕アンテナ用の同軸ケーブル
  〔3〕UTPケーブル:Ethernet
 7.2.3 「iHouse」システムの伝送メディア①:有線はEthernet接続を基本
 7.2.4 「iHouse」システムの伝送メディア②:無線はBluetoothと無線LANを併用
7.3 iHouseにおけるサービスの構築例
 7.3.1 サービスはASP型やFP型に移行
 7.3.2 OSGiゲートウェイの役割
 7.3.3 ECHONET-UPnPゲートウェイ
 7.3.4 無線LAN/Bluetoothのアクセスポイント
7.4 今後のユーザー向けサービスの開発の課題
 7.4.1 ASP型かPF型か
 7.4.2 アプリケーションバンドルと外部情報の関係
7.5 事例:スマートハウス「iHouse」の間取りと構成する機器
 7.5.1 iHouse躯体(建築物の構造体)と外観
  〔1〕iHouseの内壁はネジ留め式
  〔2〕iHouseの天井に点検口を設置
  〔3〕Blutooth接続されているECHONETエアコン
 7.5.2 iHouseの設備
  〔1〕電動窓と電動カーテン
  〔2〕電動オーニング(日よけ)
  〔3〕エアコンや家電製品
  〔4〕電源コンセント
 7.5.3 iHouseのセンサー類
  〔1〕人感センサー
  〔2〕温湿度センサーと照度センサー
  〔3〕屋外の風向風速計と照度計
  〔4〕屋外の日照計と温湿度計
 7.5.4 エネルギー関連設備
  〔1〕太陽電池パネル(2kW)
  〔2〕燃料電池と蓄電池
 
第8章 エネルギー管理のためのスマートメーターネットワークの構築と3つのパターン
8.1 家庭のスマートメーターと電力会社を結ぶネットワーク
8.2 スマートメーターネットワークの位置づけとその役割
 8.2.1 メーター(電力計)とスマートメーターの関係
 8.2.2 ホームネットワークシステムにスマートメーター機能を追加
8.3 スマートメーターネットワーク敷設の3つのパターン例
 8.3.1 スマートメーターネットワーク:敷設パターン①
 8.3.2 スマートメーターネットワーク:敷設パターン②
 8.3.3 スマートメーターネットワーク:敷設パターン③
8.4 スマートメーターネットワーク(AMI)への期待
8.5 日本のスマートハウスの方向性
 8.5.1 必要とされるスマートハウス用OSの開発
  〔1〕必要とされるスマートハウス用OSの開発
 8.5.2 現在のスマートハウス:HEMSの初歩的な機能をもつ住宅
  〔1〕短期に実現できるスマートハウス
  〔2〕現状におけるいろいろな制約
 8.5.3 将来を予測した戦略の必要性
  〔1〕時代の制約:携帯電話端末のコンピュータとしての能力の差
  〔2〕重要な戦略:将来ビジョンが描けているかどうか
8.6 HEMSの性質を左右する機能要素とその分類
 8.6.1 HEMSがもつ可能性のある5つの機能
 8.6.2 HEMSの管理対象に創エネ・蓄エネ機器の有無
 8.6.3 HEMSにおけるエネルギー需要制御の有無
 8.6.4 HEMSにおける能動的なエネルギー売買の有無
8.7 スマートハウス技術の標準化
 8.7.1 標準化団体の区別
  〔1〕デジュール標準
  〔2〕デファクト標準
  〔3〕フォーラム標準
 8.7.2 フォーラム(デファクト)標準とデジュール標準の併用
  〔1〕パターン(A)の場合
  〔2〕パターン(B)の場合
  〔3〕実際には両方のパターンが入り交っている
 8.7.3 各種標準化団体の活動範囲
  〔1〕全体の構成(アーキテクチャ)も含めた議論
  〔2〕運用規程を開発に関する議論
  〔3〕国際標準か、国や地域を限定した標準かの議論
 8.7.4 スマートハウスやスマートグリッドの国際標準化
  〔1〕IECの場合
  〔2〕ITU-Tの場合
  〔3〕ISOの場合
 8.7.5 注目される国外/国内の2つの標準化組織:SEP 2とJSCA
  〔1〕ZigBee AllianceのSEP 2
  〔2〕日本のJSCA(スマートコミュニティアライアンス)
 
索引 
 
 
 
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