著者:日本電子出版協会レファレンス委員会
小売希望価格:電子書籍版 700円(税別)/印刷書籍版 1200円(税別)
電子書籍版フォーマット:EPUB3/Kindle Format8
印刷書籍版仕様:A5判/モノクロ/本文94ページ
ISBN:978-4-8020-9066-7
発行:インプレスR&D
<<発行主旨>>
1980年代後半から現在に至るまで、電子辞書(デジタル版辞書)は、利用形態・利用環境を種々変遷させながら、電子出版ビジネスの一部を担い続けてきた。これは、日本電子出版協会(JEPA)の歩みと重なる歴史でもある。
現在、PCだけでなく、スマートフォン・タブレットの普及状況を考えれば、私たちはかつてないほど身近に、そこに搭載された辞書を利用できる環境に身を置いている。また、受験生・大学生・研究者などにとっては、携帯型の電子辞書端末はもはや必需品であるといっていい。
これらの状況に加えて、2015年は日本初の辞書CD-ROM『最新科学技術用語辞典』(三修社)の発売から30年目の節目でもあった。日本電子出版協会としてはこれを機会に、電子辞書の歴史、特徴、問題点等を一冊の書籍としてまとめることを企画し、電子辞書テーマを扱う「レファレンス委員会」メンバーがその執筆にあたった。
辞書を利用する人々や辞書の制作・編集・販売に携わる出版関連の方々に、電子辞書についての理解を深め、辞書との付き合いをより有意義なものとしていただくことが、本企画の趣旨である。
<<内容紹介>>
電子辞書というと、手のひらに載るサイズの携帯型の電子辞書専用機(IC辞書)を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、電子辞書はそれだけではありません。ウェブブラウザで利用できるオンライン辞書(辞書引きサービス)、パソコンやタブレット、スマートフォンで利用できる辞書アプリ(CD-ROMソフトやダウンロードアプリ)など、すべて電子辞書に属するものです。
本書では、電子辞書の機能進化と市場拡大、対象となるコンテンツ分野、デジタルならではの便利な機能、編集・制作現場の実際、電子辞書の現状と問題点などを簡潔に解説し、まとめています。
電子辞書はもはや現代人に必須の有益なツールといえます。本書で辞書を利用する知識をさらに深め、電子辞書に関わる世界をより身近なものとして理解いただきたいと思います。
<<目次>>
1 電子辞書の発展と広がり
2 対象となるコンテンツ分野
3 電子辞書の機能
4 出版社における編集体制
5 電子辞書のための追加加工
6 電子辞書を取り巻く環境
A 付録1 海外の電子辞書事情
B 付録2 電子辞書総合年表
<<著者紹介>>
日本電子出版協会レファレンス委員会
辞書・事典類を中心としたレファレンス系コンテンツを対象に、XML等の各種データフォーマットや外字・異体字の問題、データ編集の効率化といったテーマについて、情報収集と分析評価、共有を行っている。
また、これからのデジタル辞書のビジネスモデルに関しても、活発な意見交換を継続している。
<<販売ストア>>
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